西海岸のサイケデリックロックバンドSons Of Champlinが名前をSonsと改めリリースした69年作。ドラムブレイクで始まるB4「You Can Fly」や、Beatnuts「Straight Jacket」でサンプリングされていた終盤の展開部分も激渋なA3「Boomp Boomp Chop」を収録したナイスロックアルバム!!
70年代の再発盤
桜井鉄太郎がプロデュースしたグループCosa Nostraのセカンドアルバム。Al Kooperの名曲「Jolie」のカバーをはじめ、Chicago「Saturday In The Park」をサンプリングした「Be Yourself」、Acid Jazzトラック「Share Your Love」、ダビーなラヴァーズロック「Hello」など、鈴木桃子が歌う全編英語詞の渋谷系名盤。
「相続人」でも知られるPhilippe Labro監督、Jean-Paul Belmondo主演映画「L'alpaguer (危険を買う男)」のオリジナル・サウンドトラック、シングル盤。音楽は蜜月関係にあった巨匠Michele Colombierが担当。テーマ「L'alpaguer」は緊迫感が充満したスリリングな激渋プログレロックトラック!!
Charles Bronson主演、巨匠Ennio Morriconeが音楽を手掛けた映画「Citta' Violenta 狼の挽歌」のオリジナルサウンドトラックからのシングルカット。アクション/サスペンスなグルーヴとタイトなリズムセクションが絡み合う「Svolta Definitiva」、不穏かつ緊迫感に満ちた「Citta' Violenta」共にグレイト!!
Michel Colombierが音楽を手掛けた映画「Un Flic (リスボン特急)」のオリジナルサウンドトラック・シングル。当時の日本盤。Isabelle Aubretが歌う主題歌「C'est Ainsi Que Les Choses Arrivent」はサンプリングに向きそうなナイスグルーヴで幕を開ける渋い1曲!!
巨匠Quincy Jonesが音楽を手掛けた映画「夜の大捜査線」と「続・夜の大捜査線」のテーマをカップリングした日本企画のシングル。「They Call Me Mister Tibbs」は、「Iron Side」路線の疾走感のあるグルーヴが格好良いナイスジャズファンク!!
Carol Reed監督、72年公開映画「Follow Me (フォロー・ミー)」のオリジナルサウンドトラックからのシングルカット。音楽はJohn Barry。ジャズファンクスタイルなB面「This Is How You Dance」がおすすめです!!
虹ラベルのセカンドプレス。
Francis Ford Coppola監督の社会派サスペンス映画「Conversation」のサントラシングル。David Shireが音楽を担当。Side-B「Invocation」はサスペンス映画らしい雰囲気の1曲。何故か劇中では使われていないそうです。
Norman Jewison監督、Andre Previnが指揮、The London Symphony Orchestraが演奏を手掛けた映画「Rollerball」のオリジナルサウンドトラックからのシングルカット。Side-A「Executive Party Dance」はムーグ使いが印象的なナイスジャズファンクトラック。
Caribbean's Number One Band、Byron Lee & The Dragonairesがロックステディの隆盛に乗って発表した67年作。重心の低いどっしりとしたグルーヴに呪術的なヴォーカル/コーラスが絡み合うキラートラック「Rock Steady」をはじめ、Lee Dorsey「Get Of My Life, Woman」、Bob Marley「Bend Town Low」、Alton Ellis「Girl I've Got A Date」、Paragons「On The Beach」などのナイスカバーを収録。
Roberta Flack & Donny Hathaway「The Closer I Get To You」やRoger「I Want To Be Your Man」、Major Harris「Love Won't Let Me Wait」辺りのソウル名曲カバーも良いですが、Victor Romeo EvansをフューチャリングしたZapp「Computer Love」のラヴァーズロックカバーが白眉です!!
峰厚介や向井滋春のグループでの活躍も知られるジャズドラマー古澤良治郎と元Warのハーモニカ奏者Lee Oskarの共演盤。軽やかなB1「キョン」やA2「Boogie Man Lives In Tokyo」辺りも良いですが、重厚なグルーヴと郷愁を誘うメロディーが絡み合う10分超えのタイトル曲「あのころ」がおすすめです。
イギリスのジャズロックバンドIfの通算8枚目、グループ最後となった74年発表作。ミッドテンポの強度のあるグルーヴが印象的なA1「Merlin The Magic Man」、B4「Raw Sewage」、B2「Song For Alison」辺りがおすすめです。
南アフリカ出身の鍵盤奏者Manfred Mann率いるロックバンドManfred Mann's Earth Bandの74年発表アルバム。サンプリングに向きそうなナイスグルーヴで幕を開けるB1「Earth Hymn」、ムーグを使用したスペイシーなB4「Earth Hymn Part 2」、終盤にドラムが抜けるA3「I'll Be Gone」などナイストラックを収録。
Ton ScherpenzeelとPim Koopmanを中心に結成されたオランダのシンフォニックロックバンドKayakの75年発表アルバム。こちらはVertigo盤。中盤にKillah Priest「Vintage」などでサンプリングされたドープグルーヴが潜むA4「Bury The World」がおすすめです。
9人組ブラスロックバンドRastusがMilwaukeeとWauwatosaで行ったライブの録音盤。中盤に長尺のドラムソロ/ブレイクがあるBrian Augerのカバー「Black Kat」、Motion Man「Mo' Like Flows On」でサンプリングされたC1「Sail' Easy」 、C4「Multicolored Taxicabs」、Mother Earthのカバー「Goodnight Nelda Greb」などファンキーB-Boyチューン満載です!!
アメリカーナを代表するベテランシンガーソングライターLucinda Williamsの2008年発表アルバム。気怠いグルーヴが印象的なB3「If Wishes Were Horses」、ブルースフィーリングなA3「Tears Of Joy」、AC/DCのカバー「It's A Long Way To The Top」、Elvis Costelloとのデュエット曲「JailhouseTears」など多彩な内容です。
ギター、ベース、ドラムのシンプルながらにドンドンとハメられるフレーズと絶妙なダブ/エフェクト処理がバッチリとハマったオールドスクールブレイクス名曲にしてガラージクラシックスA5「Voices Inside My Head」、ドープグルーヴではじまるB2「Behind My Camel」、ニューウェーブレゲエなB4「Shadows In The Rain」がおすすめです!!